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Match to psychiatric

こどものこころ診療センター

こどものこころ診療センターについて

ハートランドしぎさんでは2016年4月に子どもと大人の発達センターを開設し、発達障害がある方々の診療にあたってきました。この度、地域の皆さんのご要望に応え、2023年7月からは対象疾患を発達障害だけでなく、広く「こどもの心」全般とし、センターの名称を「こどものこころ診療センター」に変更することにしました。
こころの問題をそのままにせず、適切な診療やセラピーを受けることで、元気な状態を取り戻し今まで悩んで いた生活の問題や対人関係もうまくいくかもしれませんし、どのように問題を解決ればいいか、わかるようになるかもしれません。
当センターの外来では、お子さん一人一人にあった治療や年齢(ライフステージ)に合わせた支援を考えてまいります。

こんなことで悩んでいませんか?
思い当たる方は、当センターにご相談ください。

診療の対象

子どもの場合

自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、発達性協調運動症、限局性学習症、チック症など神経発達症全般
不安症、強迫症、解離性同一症、身体症状症、
統合失調症、双極症(うつ病、躁うつ病)、、他

こどものこころ診療センター取り組み①

こどものこころを専門とした医師が診療し、正確なアセスメントに基づいた診断を行います。こどものこころの診療には専門的な対処が必要なものから、日常生活の中でのわずかな工夫で“困り感”を軽減できるものまで、程度はさまざまです。いずれの場合も、症状の特性を知り、対処法を学ぶことが問題の解決に向けた第一歩となります。
また看護スタッフも担当制ですので、日常生活や健康のこともご相談いただけます。

こどものこころ診療センター取り組み②

本人へのセラピーのほか、保護者の心理的負担やストレスを軽減するためのプログラムも実施しています。

◎感覚統合療法(SI)
こどもの気になる行動の背景には、感覚の過敏さや鈍感さ、力加減の難しさ、からだの不器用さ、バランスの悪さ、順序立てた思考の難しさ、全体を見る力の弱さなどがあります。感覚統合療法では、脳の情報処理が適切に行えるようにすることで、気になる行動の軽減を目指しています。担当の作業療法士は、ブランコやロッククライミングなど、こどもが好きな遊具を使用し、こどもが自分のからだを使って『楽しんで』『自ら進んで』『自分で考えて』活動が行えるように促していきます。

◎ソーシャルスキルトレーニング(SST)
こどもたちの「やってみたい」という気持ちや「できた」という達成感を大切にしながら社会性を伸ばしていく小集団プログラムです。メンバーとの協力などの活動を通して自分の気持ちや問題解決への「気づき」を大切にしていきます。また、学んだスキルを生活の中で活用していくために、こどものプログラムと並行して保護者プログラムを実施していきます。

◎保護者応援プログラム
「親子のあたたかな関係づくりのため」に、2種類のプログラムを展開しています。保護者応援プログラムのポイントは4つです。
①子どものことを知ろう!
②関わり方のヒントを学ぼう!
③参加者同士で思いをシェア
④親子でほっと安心感

<プログラム① ペアレント・トレーニング(PT)>
保護者がこどもの行動を理解し、関わり方を工夫することで、こどもの適応行動が増えることが実証されています。安心できる環境で参加者と一緒に学ぶことで、こどもへの新たな関りへの実践へと繋がっていきます。

<プログラム②『安心感の輪』子育てプログラム>
親子間で育まれる安心感に注目したプログラムです。安心感があってこそ、こどもの健全な発達が促されます。また、保護者にも安心感が必要です。ここでは、親子が安心に満たされる関わり方を学びます。

◎学習アセスメント
こどもの「学び方」はそれぞれ違っています。「聞いて学ぶ」タイプ。「見て学ぶ」タイプ。両方を使い分けているタイプ等。これらのタイプを把握するための検査を通して、どのような「学び方」なのかを調べ、タイプにあった学習方法や学習ツールを説明します。
また、希望に応じて、学校と連携し、「学び方」の特徴を学校の先生たちと共有し、よりよい学習に繋げていきます。

初診の予約について

当院の初診対象年齢は5歳以上小学4年生以下となっております。
こどものこころ診療センターは初診・再診とも完全予約制となっております。
初診予約の受付は数カ月に1回メールフォームによる申し込みをお願いしています。
受付開始については開始時期にInformationに掲載しますのでご参照ください。

入院について

当院には、こどもの入院に対応できる病棟がないため、通院中に入院が必要になった場合、他院にご紹介することになります。