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2018年 年頭式が執り行われました。

2018年 年頭式

 

参加者     約一八〇名

表 彰     ハートランドしぎさん リハビリテーション部 第一デイケア

 

理事長 竹林 由浩 訓辞

皆様、新年あけましておめでとうございます。

また今年もこのように皆様と仕事を始められることを大変嬉しく思います。

年頭の挨拶として一言申し上げさせて頂きます。

去年1年間、私がハートランドしぎさんと上野病院で理事長として、医師として働かせていただく中で、非常に印象に残ったことが一つありました。

診察での話ですが、初診は2年程前に来られた認知症の患者さんですが、付き添いに毎回毎回お孫さんが来られ、すごく仲が良く、お孫さんもすごく優しく、「私はお婆ちゃん子なんです」と言う程だったのですが、この1年程でかなり認知症の症状が進行し、3ヶ月に1度くらいの経過観察ではありましたが、見る度にお孫さんのお婆さんに対する口調が厳しくなっていくのをすごく感じており、年末に話した時はほとんど命令口調しか出ないような状況になっていました。

しかし、認知症状は進行していても足腰などは元気なためなかなか介護度が上がらず、サービスを受けられないという状況の中、お孫さんが「わたしもう限界です」と言ってこられました。在宅で診ることを希望されていたため、あまり入院などを進めてこなかったのですが、「入院という方法もありますよ」と伝えたら、「入院なんてできるんですね」と言われ、そのあとに続いた言葉が「それ、入院した後何日で追い出されるんですか?」と聞かれました。

私が医師になった当初はもっと入院させて下さいという患者さんがたくさんおり、むしろそれを断るのが大変でしたが、今の若い世代の方から見れば、病院というのは病気だけを診るだけで、患者さんの生活とかまでは踏み込んでくれないという立場に変わってきたのかと、頼りにしてないというか頼りにされない存在になってしまったのかと感じました。もちろん早く退院につなぐことがスムーズだとは思いますし、それも国の方針の一つではありますが、やはり最後の砦と言いますか、本当に悪くなったら最後は病院が診てくれるという安心感みたいなものは病院の役割の一つとして持っておかなければいけないと思いました。

話は変わりますが、今年の3月に診療報酬の改定があります。診療報酬と言いますと、私たちが普段行っている手技であったり診察であったり、それが何点というのが決まっており、その点数によって収入が得られるというものですが、医療は2年に1回、介護は3年に1回改定があり、今年に関しては6年に1回の同時改定の年です。そこで国の方針などが見えてくると思いますが、一番良く言われているのが現場の求めているものと、国がやりたいというものに乖離があるのではないかとよく言われます。そこで、もう少し現場の意見を聞いた政策をして欲しいという意見はありますが、私はそこをあまり言っても仕方がないと思っており、これだけの高齢社会で日本の医療財政的な負担を考えると、それを長くつぶれないように運営していくためには、あくまで理想論のような形で、「このような政策ではないとこの国の財政は持ちませんよ」というような方針を国は提示してきます。ですから、国から見た理想論のようなものが方針として出てきます。その方針と現場では、もっともっと入院した方が良い人もいれば施設も足りていないわけですし、介護というものはもっと手厚くして欲しいという現場の意見もたくさんあります。その乖離を埋めるのは私たち医療人の役割だと思います。もう少し国に歩み寄って欲しいという意見もありますが、どちらにも言い分はあるので、そこを私たち現場の人間が埋めていくことで患者さんのニーズに応える、それが一番大事なことかと思います。その上でも国の方針というのを皆さんもしっかり知っておいてもらい、国の方針はこうだけども、現場に出ている皆さんはどういう事が求められているのか分かると思いますので、現場で求められていることと国の方針をしっかり把握したうえで、出来る限りのニーズに応えていく、そのバランス感覚というのも必要だと思います。そういった点を少し意識しながら業務に励んで頂ければと思います。

最後になりますが、皆様の今年のご活躍とご健康を祈念いたしまして挨拶の言葉と代えさせて頂きます。

 

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