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2025年 年頭式が執り行われました。

表彰

ハートランドしぎさん 看護部

 

理事長 竹林 由浩 訓示

新年あけましておめでとうございます。

昨年も皆様に支えられて、乗り越えることができて、年始を迎えられることができましたこと大変うれしく、また心より感謝申し上げます

この年末年始、大阪の休日診療所に手伝いに伺いましたが、すごい人の数というか・・

床に寝転がる人もいらっしゃるくらいで、忙しさも大変だと思いましたが、それ以上に待つことに対する不満というか患者さんたちの不満がすごいなと思いました。なぜかと思ったのがやはり患者さん側からすると年末年始の病院開いています、休日診療所で受け入れできますからと思っている方が大半です。しかしながら十分な診療体制がしかれていない。そのギャップがあるのがすごい原因かなと思いました。

例えば先日ニュースになりましたが、タミフルのジェネリックが供給停止しました。それはもちろん国が薬価を下げていったことによって製薬会社が在庫をかかえられなくなり過剰在庫をなくそうと思い生産ラインを絞らざるを得なかったのだと思うのです。しかしそうなることは我々も様々のジェネリックが入ってこないのをもうすでに経験しているので我々医療関係者はわかっているけれども、それを国民はわかってないと思うのです。薬価を切り詰めたら薬が回ってこなくなるよということは。そういうところでも問題が生じるのかなと思います。

昨年、診療報酬の改定があって病院全体は0.88%の上昇でしたが、昨年1年だけで見ても物価は2.5%上がりました。今年は2%ちょっと上がるだろうと言われています。5%くらいの物価上昇の予測になり、料金の転嫁ができない医療関係だけ消費税が14%になったような感覚なのです。そうなってくるとキャッシュがまわらない病院もでてくるのではないかと思います。

昨年一年見ても倒産した病院というのは過去最多でした。どんどん病院がつぶれると受診がしにくくなる、入院がしにくくなるということをおそらく国民の皆さんはわかってないからこそそういう問題が生じるのではないかなと思います。

そういった患者さん側のギャップと我々とのギャップ、認識のギャップみたいなものを埋めるためにも必要なことは奈良県の皆さんにとって、三重県の皆さんにとって我々が本当に必要不可欠な存在であるということを証明し続けなければいけない、そういう一年になると思っています。

ですので今年も皆さんのお力をお借りすることをお願いして私の年頭の挨拶とさせていただきます。

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